子供の咳にハチミツは効果的ですか?

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2018年に子供の咳に対するハチミツの効果を検討したコクランレビューが新しくなっていたので読んでみました。

といってもアブストラクトだけなんですが…。

お題論文

Honey for acute cough in children.

PMID 29633783

論文のPECO

P : 急性咳嗽の12ヶ月から18歳の小児

E : ハチミツ

C : プラセボ、無治療、デキストロメトルファン、ジフェンヒドラミン、サルブタモール、ブロメリン

O : 咳症状の7点リッカートスケールもしくは5点スケール

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 真のアウトカム…かな…?

メタ分析の4つのバイアス

評価者バイアス → 不明

出版バイアス → CENTRAL、MEDLINE、Embase、CINAHL、EBSCO 、Science、LILACS 、ClinicalTrials.gov、WHO ICTRP

言語制限は不明

元論文バイアス → RCTを集めたようですがITT解析されているかは不明

異質性バイアス → 不明

結果

vs 無治療

MD -1.05 (95%CI -1.48~-0.62)、I²= 0%

vs プラセボ

MD -1.62 (95%CI -3.02~-0.22)、I²= 0%

vs デキストロメトルファン

MD -0.07 (95%CI -0.07~0.94)、I²= 87%

vs ジフェンヒドラミン

MD -0.57 (95%CI -0.90〜-0.24)

vs サルブタモール

最大3日間の蜂蜜を与えることは、プラセボまたはサルブタモールと比較して咳の症状を緩和するのにおそらくより効果的。

3日を過ぎると、咳の重篤度、気分が悪い咳、咳が睡眠に及ぼす影響を減らすのに有効ではなさそう。

具体的な数値の記載はなしです。

有害事象

vs デキストロメトルファン

RR 2.94 (95%CI 0.74~11.71)、I²= 0%

※神経過敏、不眠、多動など

vs ジフェンヒドラミン

RR 0.14 (95%CI 0.01~2.68)

※傾眠など

vs プラセボ

RR 1.91 (95%CI 1.12~3.24)、I²= 0%

両群胃腸症状を訴えた。

vs サルブタモール

RR 0.19 (95%CI 0.02~1.63)

※発疹など

まとめ

前回のレビューから新たに3つの試験が追加されたようですが、結果は大きく変わらなそうです。

デキストロメトルファンと同程度、プラセボやジフェンヒドラミンなどより有効そう。

サルブタモールよりも有効で目安は3日間になりそうですね。

ハチミツの胃腸症状の有害事象は気になりますが、デキストロメトルファンなどの有害事象も考えるとハチミツでいいように思えますが有意差ないんだな…。

1歳未満の小児はハチミツ絶対ダメですけどね…。

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