高齢者は厳格に血圧管理した方がいいですか?その3

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次は有名なSPRINT試験のサブ解析のやつですね。

お題論文

Intensive vs Standard Blood Pressure Control and Cardiovascular Disease Outcomes in Adults Aged ≥75 Years: A Randomized Clinical Trial.

PMID:27195814

論文のPECO

P : 収縮期血圧が130~180mmHgで無症候性心血管疾患、CKD、Framingham General心血管疾患リスク≧15%で75歳以上の患者
※2型糖尿病、脳卒中、過去6ヶ月以内の心不全、左心室駆出率の低下(35%未満)、認知症、6ヶ月間の意図しない体重減少、収縮期血圧110mmHg未満、老人ホームに居住している患者は除外

E : 収縮期血圧120mmHg未満

C : 収縮期血圧140mmHg未満

O : 非致死性心筋梗塞、心筋梗塞を引き起こさない急性冠動脈症候群、非致死的脳卒中、非致命的急性代償不全心不全、心血管死の複合アウトカム

ランダム化されている?

ランダム化されているか? → されている

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → compositeされているので明確と考えています

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 真のアウトカム

盲検化されてる?

盲検化されているか? → されていない。PROBE法

ランダム化は保持された?

ランダム化は最終解析まで保持されたか? → 最終解析時の人数がベースラインと同じなのでITT解析されていそう。

結果

平均血圧

収縮期血圧

厳格群 123.4 (123.0~123.9)

コントロール群 134.8 (134.3~135.2)

拡張期血圧

厳格群 62.0 (61.7~62.3)

コントロール群 67.2 (66.8~67.5)

一次アウトカム

HR 0.66 (95%CI 0.52~0.85)

NNT 27 (95%Cl 19~61)

心筋梗塞

HR 0.69 (95%Cl 0.45~1.05)

脳卒中

HR 0.72 (95%Cl 0.43~1.21)

心不全

HR 0.62 (95%Cl 0.40~0.95)

心血管死

HR 0.60 (95%Cl 0.33~1.09)

まとめ

血圧を120mmHg未満にした方が良さそうという結果。

二次アウトカムではありますが全死亡も良さそう。

個別に見ると心筋梗塞、脳卒中、心血管死は改善傾向は見られるかもしれませんが有意差なし。

ちょっとマジでわかりません…。

厳格群は120mmHg未満を目指したけど達成できてないってことかな?

NNTが27って結構いいと思うんだけどどうなんでしょうか…。

読めば読むほど混乱してきた…。

予定ではとりあえず4つの論文読んでみて私の中では新しい試みとしてまとめてみようと思ってたのに…。

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