ランニングは死亡率や心血管リスクを下げますか?

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お題論文

Leisure-Time Running Reduces All-Cause and Cardiovascular Mortality Risk

PMID:25082581

論文のPECO

P : 18〜100歳の大人(平均年齢44歳)

※心筋梗塞(MI)、脳卒中、癌の既往がある場合、死亡後1年未満の場合は除外

E : ランニングもしくはジョギングをする

C : ランニングもしくはジョギングをしない

真のアウトカムか?

論文のアウトカムは真のアウトカムか? → 真のアウトカム

調整した交絡因子は?

調整した交絡因子は何か? → ベースラインの年齢、性別、検査年、喫煙状況、アルコール消費量 、親の心臓血管疾患歴、他の身体的活動

結果

フォローアップ期間

全死亡(3,413人)

14.7(6.5-21.7)年

心血管疾患(1,217人)

14.6(6.3-21.8)年

ランニングしてない人との比較

ランニングしない人と比較して、全死亡を30%、心血管死を45%低下。

性別、年齢、BMI、健康状態、喫煙状況、アルコール消費量にかかわらず一貫していたようです。

死亡率予測因子についてPAFを推定すると、走っていないことは、高血圧とほぼ同じくらい重要であり、全原因の16%、心臓血管死亡率の25%を占めていた。

寿命はランニングしない人で3年短い。

週ランニング時間

全死亡率

<60分

HR 0.73 (95%Cl 0.61~0.86)

60-119分

HR 0.65 (95%Cl 0.56~0.75)

120-179分

HR 0.71 (95%Cl 0.59~0.86)

180分以上

HR 0.76 (95%Cl 0.63~0.92)

心血管死

<60分

HR 0.46 (95%Cl 0.33~0.65)

60-119分

HR 0.56 (95%Cl 0.43~0.73)

120-179分

HR 0.54 (95%Cl 0.38~0.77)

180分以上

HR 0.65 (95%Cl 0.46~0.92)

また、距離<6 miles、頻度1~2回、量<506 MET-minutes、速さ<6 mphでもランニングしない人に比べて有意に死亡率が低かった。

まとめ

BMIや病状を調整すると関連性が薄れるんでしょうか?

しかし、そんなに距離やスピードを上げなくてもいいからランニングすることが死亡率などの低下に影響しそうな結果ですね。

ランニングなどではLDLなどへの影響はわからないという報告(PMID:26178328)もありますが週60分でも運動すると死亡率や心血管死が減るかもしれないというのは注目です。

LDLって本当なんなんだろ…。不思議な存在…。

試験デザイン的にもちゃんとした関連性はちょっとわかりませんが…。

とりあえず、適度な運動は死亡率などにもいい影響があるかもしれませんね。

他の論文も探してみようと思います。

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