血圧は自己モニタリングや遠隔モニタリングした方がいいですか?

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今回はざっくりと読んだ血圧の自己モニタリングに遠隔モニタリングを加えた時の効果を見た論文です。

患者さんには濁していますが、いざ自分が血圧モニタリングしてと言われたらめんどくさがってやらなそうだな〜…。と思っています。笑

お題論文

Efficacy of self-monitored blood pressure, with or without telemonitoring, for titration of antihypertensive medication (TASMINH4): an unmasked randomised controlled trial

PMID:29499873

論文のPECO

P : 35歳以上で血圧が140/90mmHgより高い1182名

E1 : 自己モニタリング

E2 : 自己モニタリング+遠隔モニタリング

C : 診察時の降圧薬調節

O : 12ヶ月後の診察時の収縮時血圧

ランダム化されている?

ランダム化されているか? → されている

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 血圧なので代用かな?

盲検化されてる?

盲検化されているか? → タイトルにunmaskedとあるのでされていない

ランダム化は保持された?

ランダム化は最終解析まで保持されたか? → ITT解析されている?ITTと記載あるけど…。

サンプルサイズは?

検出力90%で5mmHgの差を検出するためには1110人必要(各群370人ずつ)と記載あり

結果

追跡率は85%くらいでしょうか。

ITTと記載されていますが、データを利用できたのは全体の85%と記載があります。

6ヶ月後の収縮期血圧

自己モニタリング+遠隔モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -3.7 (95%Cl -5.9~-1.5) 、p=0.0012

自己モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -2.1 (95%Cl -4.3~0.1)、p=0.0584

12ヶ月後の収縮期血圧

自己モニタリング+遠隔モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -4.7 (95%Cl -7.0~-2.4) 、p<0.0001

自己モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -3.5 (95%Cl -5.8~-1.2)、p=0.029

自己モニタリング+遠隔モニタリング vs 自己モニタリング

mean different –1.2  (95%CI –3.5~1.2)、p=0.3219

6ヶ月後の拡張期血圧

自己モニタリング+遠隔モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -1.2 (95%Cl -2.4~-0.01) 、p=0.00482

自己モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -0.1 (95%Cl -1.3~1.07)、p=0.8421

12ヶ月後の拡張期血圧

自己モニタリング+遠隔モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -1.3 (95%Cl -2.5~-0.02) 、p=0.0482

自己モニタリング vs 診察時の血圧測定

mean different  -1.5 (95%Cl -2.7~-0.2)、p=0.0209

まとめ

結果としては遠隔モニタリングを加えた場合の効果は不明確です。

また、副次アウトカムではありますが自己モニタリングや遠隔モニタリングの場合の方が診察時と比べて降圧薬の数や量が有意に増えていて降圧薬などの調節に効果的かもしれませんが、これも遠隔モニタリングを追加した効果もわかりません(有意差なし)。

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