ケトチフェン点眼は季節性アレルギー性結膜炎にどれくらい効果がありますか?

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まだまだインフルエンザの患者さんが多いですが花粉症の方も増えてきましたね。

お題論文

Efficacy and safety of ketotifen eye drops in the treatment of seasonal allergic conjunctivitis.

PMID:14507747

論文のPECO

P : 12歳以上の季節性アレルギー性結膜炎と診断された男女

E : ケトチフェン0.025%を両目に1日2回4週間点眼

C1 : プラセボを両目に1日2回4週間点眼

C2 : レボカバスチン0.05%を両目に1日2回4週間点眼

O : 5〜8日後の0〜5(スコアが小さいほど症状が少ない)までの評価尺度を用いたレスポンダーの割合(スコアが0または1の割合)

※他の点眼薬の使用は認められていませんがアレルギー性鼻炎に使用する点鼻薬や気管支喘息に使用する吸入薬の使用は認められている。

ランダム化されている?

ランダム化されているか? → double maskedと記載あり

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → スコアでの評価だが使用者の症状の度合いのスコアなので真のアウトカムと考えました

盲検化されてる?

盲検化されているか? → maskedとは記載されている。点眼なので盲検化は問題なさそう。

ランダム化は保持された?

ランダム化は最終解析まで保持されたか? → ITT解析とper protocol解析がされている

サンプルサイズ

検出力80%で各群150名と記載されている。

結果

一次アウトカムの評価時である5~8日までの追跡率は約90%ですが、25~31日目までの追跡率は約67%と結構低め。

レスポンダーの割合

ケトチフェン 49.5%

プラセボ 33.0%

レボカバスチン 41.1%

Relative odds

ケトチフェン vs プラセボ 1.99(p=0.02)

ケトチフェン vs レボカバスチン 1.43(p=0.20)

Figure2に5段階評価でのグラフがありますが、ケトチフェンで下から2段階(poor、deterioration)が少ないように見えます。

症状がない日

ケトチフェン 11.16日

プラセボ 8.67日

レボカバスチン 10.34日

個別の症状

ケトチフェン 0.64

プラセボ 0.84

レボカバスチン 0.89

目の赤み

ケトチフェン 0.80

プラセボ 0.93

レボカバスチン 0.92

上記、涙と赤みに関してはケトチフェンはプラセボ、レボカバスチンとの間に有意差が見られています。

その他にかゆみ、結膜浮腫、めやになどが検討されており全項目のcompositeも検討されていますがいずれも有意差なしとしています。

まとめ

花粉症の症状も出てきている人がちらほら来るようになりました。

花粉症に関しては某大人気4コマ漫画家薬剤師に聞いてください。(笑)

目の症状に関してケトチフェン(商品名:ザジテン)点眼はプラセボに対して有意差ありという結果ですがレスポンダーの数字見てもその差は大きいかな〜?という印象も受けます。

というかプラセボで目の花粉とか洗われてそれだけで症状緩和するとかあるんじゃないかな…。

一方でレボカバスチン(商品名:リボスチン)との間に有意差ありの項目もあるもののその差は臨床上感じることができるほどの効果ではないかもしれません。

でもプラセボで洗い流されての効果を期待できるならザジテンの効果はなかなか良いと言えるでしょうか。

私花粉症じゃないので自分で試してみるってできないんですよね…。

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