子供の風邪への亜鉛の効果は?(アブストラクトのみ)

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まずは亜鉛の効果です。

お題論文

A randomized controlled trial of chelated zinc for prevention of the common cold in Thai school children.

PMID:23930726

論文のPECO

P : 8〜13歳の健常児(各群50人)

E : 亜鉛ビスグリシネート15mgを1日1回

C : プラセボ

O : 期間中の風邪症状(発熱、咳、鼻水)

ランダム化されている?

ランダム化されているか? → されている

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → う〜ん…。真のアウトカム…ということで…。

盲検化されてる?

盲検化されているか? → されている

ランダム化は保持された?

ランダム化は最終解析まで保持されたか? → 不明

結果

追跡期間は3ヶ月。

少なくとも1つの風邪症状を発症

亜鉛群 42名(84%)

プラセボ群 41名(82%)(P = 1.00)

咳の期間

中央値 1.0(0.0-6.0)vs 6.0(0.0-13.3)日

鼻水の期間

中央値 2.0(0.0-7.0)vs 5.5(1.0-15.3)日

2つ以上の症状を発症する頻度

中央値 0.0(0.0-1.0)vs 1.0(0.0-5.3)日

上記3項目では有意差ありという結果。

まとめ

咳や鼻の症状の期間や頻度を見ると有意差ありという結果ですが、幅があるようなので微妙かもしれません。

しかし、数字だけ見れば効きそうな印象も残りますね。

多少症状の期間を短くしてくれるかもしれません。

二次アウトカムで副作用も検討されているようですが、アブストラクトには記載がありません。

味の悪さや吐き気が有意に増えるという報告もあるので気になるところです。

一応結果としては咳や鼻の症状がある期間を短縮できるかもしれませんが、副作用の観点からオススメしにくいですね…。

風邪ならほっといても治るわけだし…。

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