スタチン系は糖尿病リスクを上げますか?

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久しぶり?にスタチンです。

スタチン系と糖尿病の関係に関しては以前から報告があり、リスクが上がる可能性が示唆されています。

お題論文

Statin use and risk of new-onset diabetes: A meta-analysis of observational studies.

PMID:28416099

論文のPECO

P : 20の試験に参加した者

E : スタチン系の使用

C : スタチン系不使用

O : 新規の糖尿病発症

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 真のアウトカム

メタ分析の4つのバイアス

評価者バイアス → 2名の著者が独立して行っている

出版バイアス → PubMed、MEDLINE、EMBASE。英語のみ(?)。Funnle plot、egger’s testが用いられている。

※アトルバスタチン以外は認められなかったとしている。

元論文バイアス → コホート研究と症例対照研究

異質性バイアス → CochraneのQ検定、I2、傾向スコアマッチングが研究の異質性の原因となるかどうかも評価している。

結果

平均追跡期間7.2年。

RR 1.44 (95% CI 1.31~1.58)

ただし、I2=97%と異質性が大きい。

特にロスバスタチンとアトルバスタチンでRRが高く、

ロスバスタチン

RR 1.61 (95% CI 1.30~1.98)

アトルバスタチン

RR 1.49 (95% CI 1.31~1.70)

まとめ

これは多分読んでなかったはず…。

過去に読んだ論文でもスタチンと糖尿病の関係性は報告されていますが、変わらずリスクが増えるかもしれないという結果になっています。

しかし、アトルバスタチンでは出版バイアスの懸念もありますし、異質性も高いのですがどうなんでしょうか…。

無視できないリスクだとは思いますが、だから止めた方がいいとまでは言えるのかな…?

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