高齢者の血圧は厳格に管理したほうがいいですか?その4

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お題論文

Principal results of the Japanese trial to assess optimal systolic blood pressure in elderly hypertensive patients (JATOS).

PMID:19139601

論文のPECO

P : 65~85歳で160mmHg以上の血圧を少なくとも4週間持続している患者。

※エホニジピンを追加投与するか、または試験開始前に受け取った薬の1つを代用することができ場合に参加している。

※拡張期血圧120 mmHg以上、二次性高血圧、6ヶ月未満の脳卒中、脳卒中の徴候および症状、6ヶ月未満の心筋梗塞または冠動脈形成術、狭心症入院、NYHAクラスII以上のうっ血性心不全、心房細動などの持続性不整脈、大動脈または閉塞性動脈疾患の動脈瘤、高血圧性網膜症、200mg / dL以上の空腹時血糖値または8%以上のHbA1c値、腎疾患、悪性疾患、膠原病

E : 140mmHg以下

C : 140~160mmHg

O : 脳血管疾患(脳出血、脳梗塞、一過性虚血発作、クモ膜下出血)、心臓および血管疾患(心筋梗塞、狭心症、心不全、突然死、解剖大動脈の動脈瘤および閉塞性動脈疾患)および腎不全の複合アウトカム

ランダム化されている?

ランダム化されているか? → されている

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 真のアウトカム

盲検化されてる?

盲検化されているか? → されていない。PROBE法

ランダム化は保持された?

ランダム化は最終解析まで保持されたか? → ITT解析されている

結果

エホニジピン(ランデル)の使いで血圧コントロールしているようです。

平均血圧

厳格群 135.9±11.7 / 74.8±9.1mmHg

コントロール群 145.6±11.1 / 78.1±8.9mmHg

一次アウトカム

罹患

厳格群 22.6 (18.1~27.9)1000患者-年

コントロール群 22.7 (18.2~28.1)1000患者-年

死亡

厳格群 2.4 (1.1~4.5)1000患者-年

コントロール群 2.1 (0.9~4.2)1000患者-年

まとめ

ところでランデルってそんなに処方多いですか?

まあいいや。

ITT解析されていますが、脱落が結構多い印象です。

また、死亡に関してはnがすごく少なく判断しにくいかなと思います。

二次アウトカムではありますが、75歳未満と75歳以上で解析されていますが、75歳未満では厳格群で一次アウトカムが減少傾向(有意差はないよう)にありますが75歳以上では厳格群で脳血管疾患が有意に増えるという結果も出ているようです。

また、使用薬剤ではACEiと利尿薬が厳格群で使用が有意に多く調整されてるのかもしれないですが結果に影響出ないのかな?と思います。

この領域カオスじゃね?

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