習慣性嘔吐にいい治療法はありますか? その2

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前回からの続きです。

お題論文1

Effective prophylactic therapy for cyclic vomiting syndrome in children using amitriptyline or cyproheptadine.

PMID:9374568

論文のPECO

P : 2〜16歳の27人の習慣性嘔吐症候群患者

E/C : アミトリプチリンまたは/およびシプロヘプタジン

O : 完全応答 – 発作なし、部分応答 – 発作の頻度の50%以上の減少、応答なし – 発作の頻度の50%未満

真のアウトカムか?

論文のアウトカムは真のアウトカムか? → 発作頻度なので真のアウトカムと考えました

調整した交絡因子は?

調整した交絡因子は何か? → 不明

結果

アミトリプチリンで治療された22人の患者のうち、16人(73%)が完全応答を示し、4人(18%)は部分応答を示した。

シプロヘプタジンで治療された6人の患者のうち、4人(66%)が完全応答を示し、1人(17%)が部分応答を示した。

アミトリプチリン群の91%およびシプロヘプタジン群の83%は、治療に対して少なくとも部分的応答を有していた。

どちらの患者にも重大な副作用は認められなかった。

お題論文2

Effective prophylactic therapy for cyclic vomiting syndrome in children using valproate.

PMID:18752910

この論文は研究デザインすらちょっとわかりません…。

重度の習慣性嘔吐症候群と診断された13人の子供を対象に10〜40mg/kg/日のバルプロ酸の予防効果を検討しています。

13人のうち9人はプロプラノロール、アミトリプチリン、シプロヘプタジン、フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピンのような多数の薬に反応なしだったとしています。

13人中3人はバルプロ酸とフェノバルビタールの併用。

2人は症状の完全な改善を示し、9人は症状の著明な改善を示し、軽度の発作の頻度が低いことが証明され、2人はバルプロ酸療法に反応しなかった。

4人はバルプロ酸減量で症状再燃。

全患者の85%が少なくとも発作の頻度を減少させるとしています。

まとめ

いずれも参加者が少なくアブストラクトのみなので詳細は不明です…。

ただ、効果としては結構高そうな結果が出ています。

日本ではドンペリドンを処方されることが多いかな?どうなんでしょう。

結構ママ友の間でも自家中毒の子が多いという話も聞きます。いずれも軽症のうちに含まれるのでしょうが、子供は辛そうですしいろいろ周りの目もあり悩むところです。

バルプロ酸、三環系など論文中では有害事象もあまり見られていませんが、副作用がないわけですしね…。

ただ、完全に発作が起きなくなるなら個人的には是非飲ませたいですね。

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