抗ヒスタミン薬はアトピー性皮膚炎のかゆみにどれくらい効果がありますか?

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かゆみ。

しんどいですよね…。

うちの子もかゆがって仕方ない時がありよく寝れないので不機嫌でさらにかゆがるし、親も寝れない日があったり本当に厄介です…。

一般的に、肌の乾燥やアトピー性皮膚炎などかゆみがひどい時には保湿剤の他、ステロイド軟膏などの塗り薬を使用することが多いと思いますが、かゆみ止めということで抗ヒスタミン薬の飲み薬も処方されることがあると思います。

実際、小児のかゆみに対しての抗ヒスタミン薬の効果はどれくらいなのでしょうか?

今回はアトピー性皮膚炎の場合の論文を少し読んでみました。とはいえアブストラクトだけですが…。

お題論文1

Parental perception of efficacy of antihistamines for pruritus in pediatric atopic dermatitis.

PMID:26932173

方法

小児アレルギークリニックを受診したアトピー性皮膚炎患者の両親に対して行われたアンケート調査のようです。

アトピー性皮膚炎と診断されてからの期間、かゆみの頻度、睡眠への影響、抗ヒスタミン薬を使用した頻度、抗ヒスタミン薬と他の治療薬との比較などが行われています。

結果

結果として、63%の両親が高ヒスタミン薬はアトピー性皮膚炎の管理に役立ち、5%しかかゆみを感じなかったと回答しています。

そのうちの大半はめんえきぐろぶりんE感作とアトピー性皮膚炎を有する患児とのこと。

68.5%の両親はかゆみによる睡眠中断がなかったと報告しており、第1世代、第2世代の抗ヒスタミン薬の使用はほぼ同数だったとしています。

お題論文2

An evidence-based review of the efficacy of antihistamines in relieving pruritus in atopic dermatitis.

PMID:10606058

概要

こちらはシステマティックレビュー。

RCTおよび臨床試験としているので観察研究などRCT以外も含まれていそうです。

結果

このシステマティックレビューによると16件の試験が該当しましたが、大規模のプラセボ比較のRCTは実施されておらず、中程度から高いαまたはβエラーなどを伴う無作為試験ではうち2つの試験で抗ヒスタミン薬によるかゆみの緩和には否定的、うち1つは有効性を支持しているよう。

残りの13試験ではプラセボ群や無作為化を欠いていたり、試験参加人数が20名未満と小規模だったようです。

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