最近一息ネタばかりですが少しでも何か参考になればと思います。
現在一息ネタでない記事をちまちま作成中ですので…。
今回はtwitter上でのやりとりからすごく久しぶりに学資保険のことを調べてみた話です。
すでにツイートもしていますが一時期よりさらに魅力が落ちた印象を受けました…。
2018年2月現在の返戻率
まず目立つのが衝撃の元本割れという返戻率…。
もうね、支払い期間10年でも元本割れとか何の冗談かと思いましたよ…。
親の年齢が30歳、子供0歳で検索してみましたが、A社の300万円を受け取るコースを10年で支払うコースで返戻率98.1%というのを皮切りに元本割れがすごく目立ってきています。
返戻率が最も良さそうな学資保険
調べた限りで最も返戻率が高いのはおそらくソニー生命の年払いで払込期間が10年のタイプだと思います。
親が30歳で子供が0歳の場合。
その返戻率は108%です。
以前は110%超えてたところもあったと思うんですが、学資保険も厳しいですね…。
年払いなので1年間で185,080円を10年間支払って200万円受け取れるタイプです。
ただ返戻率で選ぶとすごい考えさせられるプランもありました。
ソニー生命のドル建てによる学資保険です。
払込期間が5年間と短いのはつらいですが返戻率は学資保険としては驚異の128.6%です。
元本割れがすごく目立つようになってきている学資保険では目を引く返戻率です。
しかしこれは「ドル」で支払われる場合です。
資料の下に少し小さめの字で記載がありますがこの返戻率は米ドルでの返戻率で円換算による返戻率は違うと書かれています。
ん??
なんか…。リスク背負いたいのか背負いたくないのかわからなくならないですか…。
為替リスクって結構大きいですよ…。
日本の大学が米ドルで支払い可能だったり、米ドルで学費を支払う大学に行くことが決まっているなら話は別ですが…。
本当あの手この手で誘惑してくるな〜。と思いました。笑
個人的考え
視点を変えて、私個人の考えを残しておこうと思います。
まず、私には子供が3人もいますが一切学資保険には加入していません。
なので、学資保険は入らない方がいいというバイアスがかかっていると思って読んでください。(個人的意見ですから。)
まず、自分に何かあっても子供には学校に通って欲しいという親心で加入するのだと思いますがいくら何でも利回り悪すぎないですか…?
仮に払込期間10年で返戻率108%だとして、1年利回り0.8%ですよ?
もちろん自分に何かあった時保険料の支払いは止まるけど受け取るのは満額です。
それに、年利0.8%は定期預金よりはいい利回りではあります。
でもどうしても心配だというなら掛け捨ての死亡保険見直せばよくないですか?
自分にもしものことがあったら。と考えてらっしゃる方は死亡保険始め生命保険に加入している方が多いと思います。
掛け捨ての死亡保険を見直した場合
例えば同じ30歳で10年保障、死亡保障2000万円にした場合。
A社の保険料は月々3,280円。
これを2200万円にすると月々3,608円です。
差額は328円です。年間で3,936円。
B社の場合も見てみると2000万円の保障で月々2,108円。
2200万円の場合は月々2,293円。
差額は185円。年間で2,220円。
上述した返戻率108%の保険料は年間で185,060円。
ここからは皮算用ですけどこの差額である181,124円で月々投資信託買って年利3%で10年運用すると209万円ですよ。
もちろん投資なので元本割れの可能性もありますが、10年20年の長期間にわたって年間18万円という資金を拘束されることもありませんし、自分にもしものことがあっても学資保険に相当する200万円は受け取ることができます。
かかる費用は10年間保険料をあげた差額の39,360円です。
掛け捨てはお金捨てるみたいだから嫌だ!という場合だとじゃあ学資でとなるのかもしれませんが…。
返戻率が悪い学資保険でシュミレーションしてみる
もう1つシュミレーションしてみます。
保険料18年間支払いの場合を同様に親30歳、子0歳で元々生命保険に加入する予定だとして考えてみます。
まずある学資保険Cは月額5,668円で1,000,000円受け取れますが支払う金額は1,224,288円で返戻率89%です。
一方掛け捨てのある生命保険Cは20年満了として計算すると、まず2000万円受け取る時の保険料は月額3,359円。
100万円を学資用として2100万円受け取るように変更した場合は月額3,516円。
差額は月157円です。
その間の20年間学資保険の保険料である5,668円と生命保険の差額157円の差額である5,511円を学資用として18年間毎月貯蓄したとすると1,190,376円。
残念ながら生命保険は10年契約とかなので2年間半端が出ますがおかしくないですか?
掛け捨ての生命保険と割り切って学資分上乗せして毎月その差額貯蓄していくだけで19万円くらい多く残るとかおかしくないですか?
もちろん、死亡保険の加入タイミングや見直すタイミングもあるので一概にこうは行かないと思います。
また、死亡時だけではなく就労不能になった場合など不安はつきないかもしれません。
学資保険の自分にもしものことがあった時に保険料の支払いは止まるけど満額受け取れるという特典は支払い期間が長ければ長いほどその効果を発揮します。
しかし、支払い期間を長くした場合のシュミレーションは例が極端かもしれませんが上記のとおりです。
何でもかんでも心配だから保険!となるといくらお金あっても足りません。
自分にもしものことがあったら。
確かに心配ですけど保険も身の丈に合わせないと苦しくなる一方です。
今後の私の方針
いろいろシュミレーションはしてみたものの私個人の状況はというと、現在の資産額が子供一人分の学資保険の受け取り総額並みになってきたので、若い時に言われるがままに加入した各種生命保険は解約し掛け捨てのみにしようと思っています。
そして、解約した保険料を運用に回し二人目三人目の学費分と趣味で薬剤師をやるための資金を作るのを加速させたいと考えています。
保険や携帯などの通信費など固定出費は今後さらに削減していく予定です。
いろいろ改めて考えさせていただいたツイートに感謝です。