お茶うがいでインフルエンザは予防できますか?

カテゴリー




年明けからインフルエンザが本格化しています。

学校も冬休みが終わった頃だと思うのでできる感染予防はしっかりしておきたいですね。

インフルエンザウイルスの感染予防というか風邪も含めてのことですが感染予防の基本は手洗い、うがいです。

うがいも水でいいとされています。(盛んにCMされているイソジンによるうがいとただの水でのうがいを比較した論文もあるので後日まとめたいと思います。)

では、お茶うがいはどうなんでしょうか?

以前にもお茶でのうがいはどうか検討された論文を読んだことがありますが(すっかり忘れていますが…)今回はメタ分析があったので読んでみました。

お題論文

Effect of gargling with tea and ingredients of tea on the prevention of influenza infection: a meta-analysis

PMCID: PMC4866433

論文のPECO

P : 16歳以上の男女

E : お茶などもしくはその成分でのうがい

C : プラセボ、水、うがいしない

O : 抗原検出試験または抗体力価試験によって確認されたインフルエンザ感染

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 明確

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 抗原、抗体検査によるインフルエンザ感染なので症状の有無ではない?しかし感染自体は真のアウトカムと言えると思いました。

メタ分析の4つのバイアス

評価者バイアス → 2名の著者が独立して行っている

出版バイアス → Cochrane Library、PubMed / MEDLINE、Web of Science、Ichu-shi Webで検索されていますが英語もしくは日本語で書かれた論文のみ分析対象にしている。

funnel plotとEgger’s regressionが用いられていて大きな問題はないように見える。

元論文バイアス → RCT3つとコホート研究2つが分析されている。ITT解析されているかは本文に記載ない?1つのRCTはFull analysis setと記載されているので残り2つはITTされてるのかな?

異質性バイアス → Q-testとI2で検討されている

結果

fixed effects model

RR = 0.70 (95 % CI  0.54~0.89)

random effects model

RR = 0.71 (95 % CI  0.56~0.91)

I2 = 0.00 %、Q-test Q = 3.05、P = 0.55

まとめ

teaとして表現されていますが対象になったRCTは3つのうち2つが緑茶になっています。

もう1つは茶カテキン。

なのでほぼ緑茶と捉えていいのかなと思います。

このメタ分析の対象になっている元論文も調べてみるとまとめてくれている方がいますが妥当性はあまり高くなさそうな印象を受けます。

また、5つの試験のうちRRが1をまたいでないのは1つの試験だけです。

なんだろうこれ…。

本当はいわゆる風邪に対してのお茶うがいの効果を調べたかったのですがヒットせず…。

インフルエンザウイルス感染については普通に水うがいでいいんじゃないでしょうか。

わざわざお茶を買ってきて入れてうがいをしても効果は限定的な印象を受けます。

スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする