今日twitterで見かけた文献です。
残念ながらアブストラクトしか読めず…。(フルテキスト読めても批判的吟味は甘々ですが…。泣)
お題論文
PMID:29131874
論文のPECO
P : 喘息の診断を受けた2〜18歳
E : 吸入ステロイド使用
C : 吸入ステロイド未使用
O : 喘息診断後の初回骨折
真のアウトカムか?
論文のアウトカムは真のアウトカムか? → 真のアウトカム
調整した交絡因子は?
調整した交絡因子は何か? → 喘息診断時の生年月日、性別、年齢に基づいて1対4の割合で適合させているよう。その他の交絡因子は不明。
結果
19420人の子供(61.0%が男児、6〜9歳が31.5%)が参加した。
現在使用中
OR 1.07 (95%CI 0.97~1.17)
最近の使用した
OR 0.96 (95%CI 0.86~1.07)
過去使用した
OR 1.00 (95%CI 0.91~1.11)
全身性ステロイド
OR 1.17 (95%CI 1.04~1.33)
まとめ
アブストラクトしか読めないので詳細不明…。
交絡因子のところが気になりますが、吸入ステロイドでは骨折は増えず、経口では増えるという結果。
ただ、確かに漫然とダラダラ経口ステロイドが投与されていればその理由を聞きたいところですが個人的には小児にダラダラ経口ステロイドが出ている例は見たことがありません。(だから注意しなくていいというわけではないけど。)
それよりむしろ吸入ステロイドは骨折を増やさないので不用意に使うのをやめたりせずしっかり使ってほしいですね。