運動は心血管疾患を減らしますか?

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あともういくつ寝るとお正月ではなく診療報酬などの改定の時期です。

今世に溢れている医師からもらった処方箋でお薬をもらう際の節約方法ももちろん変わりますのでご注意くださいね。

さて、今回は運動について調べてみました。

お題論文

Exercise Effects on Risk of Cardiovascular Disease among Iranian Women

PMCID: PMC3289193

論文のPECO

P : 40〜55歳女性

E : 30分/日、3日/週の高い強度(最大心拍数の70〜80%、0%グレード)でトレッドミルの運動

C : 常習的な生活様式を維持し、活動または食事習慣を変更しない

O : BMI、血圧、血中脂質、Framinghamリスクスコア式によって推定した冠動脈性疾患リスク

ランダム化されている?

ランダム化されているか? → されている

一次アウトカムは明確?

一次アウトカムは明確か? → 4つなのでギリギリ明確?

真のアウトカム?

真のアウトカムか? → 代用のアウトカム

盲検化されてる?

盲検化されているか? → 対象者はされていない。(データ処理者は盲検化されているよう)

ランダム化は保持された?

ランダム化は最終解析まで保持されたか? → ITT解析などされたかの記載なし

結果

 トレーニング群コントロール群
収縮期血圧115(5.7)120(5.7)
拡張期血圧71.1(7.6)76.3(4.8)
総コレステロール189.2(24.2)216.3(24.7)
HDLコレステロール62.2(12.7)48.4(8.6)
10年CHDリスク2.2(1.1)4.3(1.9)

※平均値()内はSD

12週間の追跡後、表中の全ての項目で有意差ありとなっています。

(あれ?BMIの結果はどうだったんだろ?)

まとめ

タイトルは心血管疾患を減らすか?としましたが、この論文で検討されているのは血圧やコレステロール、フラミンガムスコアなどの代用のアウトカム。

なので読むのをやめようかなと思いましたが短かったのでそのまま読んでみました。

結果として血圧やコレステロール、フラミンガムスコアなど有意にコントロール群より低かったということでトレッドミル運動は低下させる可能性があると結論付けています。

最大心拍数の70%〜80%ということで本当なら最大心拍数を求めないといけません。

これは結構ちゃんとした施設でしか測れないようです…。

220ー年齢で求められるようですが、この求め方はざっくりとした求め方のようで、心拍数の個人差ももちろんあるためあまり正確ではないようです。

一般的にはジョギングくらいの運動になるでしょうか。

ちなみにトレッドミルとは屋内用のランニングマシーンなどのことらしいです。(wikipedia情報)

細かいところで言うなら屋外の場合や他の運動ではどうか?というところもありますし、何より代用のアウトカムなので実際に心血管疾患自体をどれほど予防できるかはわかりません。

しかし、運動を週3日取り入れることで血圧が下がったり、コレステロールが下がったりすることで薬を一度やめてみるということはできるかもしれません。

今回の論文では血糖に関しては検討されていませんが…。

この論文だけで運動いいからオススメしようとはなりません。他の論文も読んでみたいと思います。

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