脂質や炭水化物の摂取は心血管疾患や死亡に影響しますか?

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NIKKEI styleにも掲載されている論文です。

お題論文

Associations of fats and carbohydrate intake with cardiovascular disease and mortality in 18 countries from five continents (PURE): a prospective cohort study

PMID:28864332

論文のPECO

P : 35〜70歳

E : 食物頻度アンケートを用いて栄養摂取量(炭水化物、脂肪、およびタンパク質)を計算

O : 心血管疾患、全死亡率

真のアウトカムか?

論文のアウトカムは真のアウトカムか? → 真のアウトカム

調整した交絡因子は?

調整した交絡因子は何か? → 調整した交絡因子についてはアブストラクトに記載なし。

結果

平均追跡期間7.4年(5.3~9.3)。

炭水化物の摂取

多い群と低い群を比較した場合。

HR 1.28 (95%CI 1.12~1.46)

しかし、心血管疾患や心血管死との関連性はなし。

脂質の摂取

多い群と低い群を比較した場合、全死亡率の低下と関連していそうな結果。

HR 0.77 (95% CI 0.67~0.87)

飽和脂肪

HR 0.86 (95%Cl 0.76~0.99)

一価不飽和脂肪

HR 0.81 (95%Cl 0.71~0.92)

多価不飽和脂肪

HR 0.80 (95%Cl 0.71~0.89)

まとめ

炭水化物を多く取ることは全死亡率をあげるかもしれないが、脂質は下げるかもしれないという結果ですが、大事な交絡因子などが全くわからず、この論文の結果をそのまま鵜呑みにするのは避けたい。

もちろん調整はされているんだろうけど、例えば低所得者層だと炭水化物の割合が増えそうとか色々あるし…。

低所得者層の方が医療を受けにくいと思いますしね…。

繰り返しますが、その辺は調整されているんでしょうがアブストラクトからは判断できませんので続報を待ちたいと思います。

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